ITST Nail

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Supports the anatomical reduction and internal fixation

ITST髄内釘システムは、大腿骨転子部/転子下領域の安定型骨折、不安定型骨折の治療用に設計されています。
アジアンショートネイル、ロングネイルの選択が可能で、それぞれにサイズバリエーションに富んだデザインになっています。

解剖学的な130°の頚体角と15°のラグスクリュー前捻角(ロングネイルのみに採用)は、大腿骨頚部および骨頭内でのITSTラグスクリューの正確な設置を可能にし、TAD (Tip-Apex Distance)1を減少させます。

デザインのポイント

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  • 22-13-5高強度コールドワークステンレススチール合金を採用し、十分なインプラント強度を確保しています。
 
  • ネイルの挿入を容易にするため、近位径と遠位径をつなぐ領域(transition area)が短く設計されています。これにより、どのような髄腔に対してもnail jammingを回避しながら至適位置への設置が容易になります。
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ITST アジアンショートネイル

  • 180mmアジアンショートネイルには、10mmから14mmまで1mm刻みの径があり、様々な髄腔形状に適合します。
 
  • 太いネイル径までカバーするサイズバリエーションと複数の遠位固定オプションにより、転子部だけでなく転子下骨折への適応を有しています。

 

ITST ロングネイル

  • ITSTロングネイルには、10mmから13mmまで1mm刻みの径と、300mmから400mmまで20mm刻みの長さがあり、個々の患者に対し適切なインプラントの適合が得られます。
 
  • 近位ホールに前捻角15°が付いており、最も一般的な大腿骨頚部前捻角に適合します。
  1. Baumgaertner MR, Curtin SL, Lindskog DM and Keggi JM : The value of the tip-apex distance in predicting failure of fixation of peritrochanteric fractures of the hip. J. Bone Joint Surg. Am. 1995 ; 77:1058-1064

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