Cable-Ready Cable Grip System

01

トータルシステムであるCable-Readyケーブルグリップシステムは整形外科外傷である肘頭骨、膝蓋骨、大腿骨、上腕骨、足関節の骨折および肩鎖関節脱臼、予防的結紮、骨切り後の大転子再逢着等に幅広く対応します。画期的なインプラントとシンプルな手術器械は、最小侵襲手技を可能にします。

GTR

骨に解剖学的にフィットします。効率的に配置された近位、遠位のフィンは、回旋安定性をもたらしインプラントのマイグレーションを防ぎます。また、インテグラルクリンプ機構は、ロープロファイルなインプラントデザインと確実なクリンピングを可能にします。術前計画の段階で遠位骨幹部での追加の固定が必要と判明した場合、GTRエキストラロング4Hole,5Holeが適用され、固定にはケーブル以外にチタン製の4.5mmコーティカルスクリューも使用することが可能です。

単体ケーブル

1.8mmの太さのステンレス製とコバルトクロム合金製があります。本システムの特徴の1つであるマルチストランドのケーブルは、モノフィラメントのワイヤーに比べ静的強度に優れ疲労強度も向上します。本ケーブルの独自の撚り方により、強度を損なうことなく線径を細くすることが可能になりました。例えば、Cable-Ready1.8mmケーブルは他社の2.0mmケーブルが必要とされる適応により柔軟に使用できます。

02

ケーブルピン

ø4.0mmスモールキャンセラススクリューにø1.3mmのケーブルを強固に圧着しました。膝蓋骨骨折や肘頭骨折が良い適応となり、また上腕骨近位部骨折や足関節内果骨折にも適応されます。シンプルなテクニックにより、骨内外の固定を同時に行うことが可能となり、従来法の問題点であるKワイヤーのバックアウトやケーブルの逸脱を低減します。

ケーブルニードル

ケーブルの一端に、ニードルを付けました。創傷部に余分な侵襲を加える事なく、容易に軟部組織や骨に通すことが可能です。
ケーブル部の太さは1.3mmであり、軟網線の代用として用いることができます。
ケーブルの材質はステンレスとチタン合金の2種類から選択することができます。

Additional Information