肘周辺の多種多様な骨折形態に対応!曲げられる骨折治療プレートシステム 「A.L.P.S. エルボー システム」新発売

2014年10月27日

 

バイオメット・ジャパン(本社:東京、社長:松本政浩)は、肘の骨折部位を固定するために、骨の形状に合わせて曲げることができるロッキングプレート及びスクリュー「A.L.P.S. (アルプス) エルボー システム」を11月4日 より国内販売いたします。

「A.L.P.S. エルボー システム」は、さまざまな肘関節周辺の骨折の形状や部位、あるいは治療の手技に合わせて最適なプレートを選べるシステムで、18種類のプレートを用意しています。また、患者さん個々の骨形態に適合するように、手術の現場で骨の形状に合わせてプレートを曲げることのできる「フレキシブルベンディングテクノロジー」を採用しており、機械的な強度を維持しながら曲げやすいデザインを実現しました。

ロッキングプレートは専用のスクリュー(ねじ)を用いることでプレートとスクリューがしっかりロックされ、緩むことを防ぎます。


ALPS_Elbow_PressRelease_01

肘関節の骨折は年間1万例

肘は転倒や高いところからの落下や交通事故などの外傷により骨折しやすい部位で、肘関節周辺の骨折は年間で1万例程度と推計され、幅広い年代に見られます。肘の骨折は手首や太ももの付け根の骨折と比較し頻度は低いですが、骨の形状が複雑であることから治療が難しい骨折とされています。

近年普及してきたロッキングプレートを用いた治療法

治療には、折れた骨のずれを元に戻してギプスで固定する方法と、骨のずれや粉砕の程度が大きかったり、元に戻してもずれてしまうような場合には手術で骨を固定する方法があります。
複雑で多様な肘の骨折の手術で近年普及してきた方法がロッキングプレートを用いた治療法です。チタン製のプレートをスクリューで骨に留めて、骨折部分を正しい位置に固定します。

ロッキングプレートによる治療は、入院期間が短ければ2~3日、リハビリも手術後1~3週間程度で開始できるため、早期回復、早期の社会復帰につながることが期待されます。

ALPS_Elbow_PressRelease_02

骨の形状に合わせてフレキシブルに曲げられるA.L.P.S. エルボーシステム

A.L.P.S. エルボーシステムのプレートは、専用ベンダーを使って、骨に設置した状態でも形状に合わせてフレキシブルに曲げることができるのが特色です。

製品の概要

 販売名:ALPS エルボー システム

 承認番号:22600BZX00291000

 承認日:2014年7月10日

 特定保険医療材料名称:061 固定用内副子 (プレート) (7) 骨端用プレート (生体用合金Ⅰ) ① 標準型

A.L.P.S. エルボー システムについて

ALPS_Elbow_PressRelease_03

曲げられるロッキングプレート

専用ベンダーを用い、「F.A.S.T.ガイド」を支点としてロッキングホール(ねじ切りのあるねじ穴)を保護しながらロッキングプレートを曲げることが可能です。従来は難しかった術中に骨に合わせた状態での微調整もできるため、よりアナトミカルな(個々の骨の形状にフィットした)プレート固定が実現できます。

 

F.A.S.T.ガイド

骨にスクリューを挿入する際のドリルガイドとしての機能

ドリルガイドとしての機能を持ち、プレートに予めセットされていることにより、手術中の器械による煩雑な操作を容易にし、手術時間の短縮を図ります。

 

幅広いプレートオプション

骨折の種類や骨折部位は多種多様なため、個々の症例に幅広く対応できるよう18種類のプレートを準備しました。


報道関係者からのお問い合わせ先

ジンマー バイオメット合同会社
マーケティングコミュニケーションズ
〒105-0011 東京都港区芝公園2-11-1
Tel: 03-6402-6605 Fax: 03-6402-6632
Eメール:Press-contact.Japan@zimmerbiomet.com


※こちらは報道関係者向けに発表した情報です。
  掲載内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。