2012年5月8日
2012年5月8日
バイオメット・ジャパン株式会社(本社:東京都港区芝1丁目5番9号
以下バイオメット)は、肩腱板断裂修復術用の新しい「吸収性スクリューアンカー」を日本導入いたしました。主に鏡視下肩腱板修復術の縫合に使用するアンカーは、引き抜き強度の強いメタル製やPEEK製のスクリューインタイプ等が使用される一方で、アンカーの体内留置を避けたいとする要望もあり、吸収性でしかも引き抜き強度の強いスクリューインタイプの製品導入が長く待たれていました。
バイオメットの新しいオールスレッドタイプのスクリューアンカーは、吸収性で、しかもスクリューインタイプです。この新製品は、以下のような優れた特長があります。
肩腱板断裂修復用のため、吸収性プッシュインタイプのアンカーはこれまでにもありましたが、より強い引き抜き強度を求めるケースでは、体内に残留するチタン製やPEEK製のスクリューアンカーが使用されています。バイオメットの新しい「吸収性スクリューアンカー」は、スクリューインタイプで、従来品の吸収性プッシュインタイプよりも、より強い引き抜き強度、より確実な縫合と腱板組織の圧着が期待できます。また断裂部の施術後の再断裂の可能性を低くすることができることも、同様に期待できます。
生体外のモデルボーン等の実験では、この「吸収性スクリューアンカー」は12週目で、初期引き抜き強度の約92%を保持していることが示されました。
本製品は、PLLA(ポリ乳酸)85%とPGA(ポリグリコール酸)15%の共重合体です。約6〜8か月ほどは初期機械的強度の約70%を保持し、その後急速に加水分解が進みます。これは、PGAの配合比率を15%としているためで、これによってPLLA単独よりも分解されやすい特長を持たせることを可能にしました。
肩腱板断裂は、再断裂するケースが多く、その場合メタル製のアンカーは再手術の際にアンカーを打つ部位が限られます。しかし、吸収性アンカーの場合は、再度同じ部位にアンカーを打つことも可能です。
バイオメットの新しい「吸収性スクリューアンカー」は、肩腱板断裂治療のより確実な縫合と、よりよい治療を目指し開発された新製品です。バイオメットは引き続き、さまざま製品のさらなる進化を進めてまいります。
バイオメットのキーワードは “One Surgeon. One Patient.SM”。世界中で私たちの製品とともに、ひとりの外科医がひとりの患者さんを治療している現実を見据え、すべてにおいて患者さんが私たちの家族のひとりであると考えて、私たちは行動しています。患者さんのQOL(クオリティ オブ ライフ)の向上を第一に、日々努力しています。
ジンマー バイオメット合同会社
マーケティングコミュニケーションズ
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03-6402-6605 Fax: 03-6402-6632
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