患者さんの使い勝手に配慮した新しい骨電気刺激装置、
日本導入

2012年2月1日

 

バイオメット・ジャパン株式会社(本社:東京都港区芝1丁目5番9号 以下バイオメット)は、コンパクトで携行が容易な新しい骨電気刺激装置を日本導入いたしました。 バイオメットの骨電気刺激装置は、これまで全世界で25年以上、100万人を超える患者さんの治療に使用されています。

この新製品は、骨形成を電気的に刺激する実績ある装置で、従来品の後継機種として導入されました。2つの電極とコントロール・ユニットで構成される、骨成長および骨折治癒を促進する非侵襲デバイスです。遷延治癒骨折、偽関節など難治性骨折等の自然に修復されない骨折部位に対して、容量結合骨電気刺激法によって微弱の交流電流(電気信号)を流し、複数の成長因子の活性化、DNA産生増加により骨形成を促します。外科手術(外・内固定材)と併用して使用することも可能です。

骨刺激装置には「超音波」を用いたものもあり、治療時間が約20分と短いという利点はあるものの、軟部組織が厚いと超音波を通しにくく、金属インプラントが埋没されている場合にはその効果が減少するという報告もあるようです。また照射エリアの大きさも重要な要素で、本骨電気刺激装置は超音波方式と比較して照射エリアが大きいため、「在宅骨折治療器械」としては、患者さん自身の取り扱いの良さが向上されるものと考えております。推奨装着時間は24時間で、治療には痛みも刺激もありません。270日の連続治療が行える設計の新しい骨電気刺激装置には、以下の優れた特長があります。


特長 1:超軽量の電極デザイン

フィット感に優れ、装着時の不快感を軽減します。標準タイプとソフトタッチタイプの2つの仕様があらかじめ用意されています。

特長 2:約100gの軽量、コンパクトなコントロール・ユニット

従来品よりもさらに携行性能に優れ、歩行、就寝、就労、および在宅時における装着が容易です。長時間の連続使用にも使い勝手が良いデザインです。

特長 3:直径約6センチの十分な照射エリアをもつ電極

電極の照射エリアは直径約6センチで、患者さん自身が扱いやすく在宅骨折医療に適しているといえます。またインプラント併用時や厚い軟部組織部位でも変わらない効果を期待できます。

特長 4:簡易な操作性、小型・軽量の 再充電可能なリチウム・イオン・バッテリー

操作ボタンはひとつで、視認性の高い画面を採用しています。電源のオン/オフはバッテリーを着脱することで完了し、従来品に比べ操作性が向上しました。また小型で軽量の再充電可能なリチウム・イオン・バッテリーの採用で、使い捨て電池の問題を解消しました。予備バッテリーは3時間で充電を完了します。

バイオメットの新しい電気式刺激装置は、アメリカで製品上市前に上腕骨、舟状骨、脛骨、橈骨、鎖骨の偽関節の被験者69人に臨床試験を実施しています。その結果、平均1.9年の偽関節形成を持つ患者さんの72.5%において治癒率が上昇したことを示しています。また上腕骨骨折後、舟状骨骨折後の偽関節症例における治癒率は、それぞれ83.3%でした。

image_201201

バイオメットのキーワードは “One Surgeon. One Patient.SM”。世界中で私たちの製品とともに、ひとりの外科医がひとりの患者さんを治療している現実を見据え、すべてにおいて患者さんが私たちの家族のひとりであると考えて、私たちは行動しています。患者さんのQOL(クオリティ オブ ライフ)の向上を第一に、日々努力しています。


報道関係者からのお問い合わせ先

ジンマー バイオメット合同会社
マーケティングコミュニケーションズ
〒105-0011 東京都港区芝公園2-11-1
Tel: 03-6402-6605 Fax: 03-6402-6632
Eメール:Press-contact.Japan@zimmerbiomet.com


※こちらは報道関係者向けに発表した情報です。
  掲載内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。